2022-01-06 中露の脅威「歴史に並べ」 なめられ、利用され、思い通りに動かされる日本 「第3次世界大戦の発火点はウクライナか、台湾か」 作家・ジャーナリスト、門田隆将氏 勝手に想像をしているが、中国の恒大と他の事が悪化をして習近平は矛先をかわす手段として台湾攻撃をするだろうと予想をしている。 習近平は香港が収拾がつかない事になってコロナを撒き散らかしたと確信をしている。 ただアメリカは本当にお馬鹿な国だからどうなるんだろうと危惧をしている。 今年?来年?大統領選に向けて馬鹿大統領と間抜け候補達がお祭り騒ぎで外事のことなんかどっちゃでもいいような基地外のような宣伝合戦をやりだす。 アメリカの大統領選は半年ぐらいで決着をつけるべきだと老婆心だが言ってやりたい。 3年ぐらい大統領選に没頭をして、子ブッシュみたいな世界でも稀なダメダメ大統領を選んでいる。 こんなのを選ぶぐらいなら、半年で決着をつけても同じだろうがと思ってしまう。 余程アメリカの大統領って暇を持て余しているのかなぁ~~~ お祭りが大大大大すきーー ミサイル開発や追撃ミサイルの開発や戦闘機の開発、AIの開発にもっともっと研究者を動員をして開発をさせろーー!!! 中露の脅威「歴史に並べ」 なめられ、利用され、思い通りに動かされる日本 「第3次世界大戦の発火点はウクライナか、台湾か」 作家・ジャーナリスト、門田隆将氏 1/5(水) 17:00配信 92 門田隆将氏 中国共産党政権が香港などでの苛烈な人権弾圧を正当化し、北京冬季五輪の開幕が迫るなかでも、台湾などへの軍事的威圧行動を止めようともしない。一方、ロシアによるウクライナ侵攻も懸念されている。こうした現状で、岸田文雄政権はどう対処すべきなのか。人気作家でジャーナリストの門田隆将氏が、「歴史に学ぶ」ことの必要性を鋭く説いた。 【地図】中国が南シナ海で進めている軍事拠点化 歴史とは、なんと示唆深く、教訓に満ちたものなのか。そんなことを思う日々が続いている。 新疆ウイグル自治区でのジェノサイド(民族大量虐殺)で国際社会の非難を浴びる中国。香港で自由と人権が踏み潰されるさまを目撃した西側諸国は連帯に必死だ。 私は一連の動きを見ながら、2008年8月8日、北京五輪開会式当日の出来事を思い出している。ロシアによるジョージア侵攻だ。五輪開会式に出席していたウラジーミル・プーチン首相(当時)は、一方でジョージア北部の南オセチアへの侵攻を命じていたのだ。 突如、攻め込まれたジョージアでは南オセチアとアブハジアが「分離独立」し、今もその状態は変わらない。 14年の時を経た22年2月4日、同じ北京で今度は冬季五輪が開催される。プーチン氏率いるロシアはウクライナ国境に軍を終結させ、虎視眈々と侵攻を狙っている。 一方、中国は台湾への軍事侵攻の意図も隠さず、「ひとつの中国」を掲げ、これまた戦端を開く口実を模索している。 04年3月、バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)は悲願のNATO(北大西洋条約機構)入りを果たした。ソ連の侵攻を阻止し、平和を守ることを目的に1949年に成立したNATOは、欧州の平和の要(かなめ)だ。 米国の核をシェアし、どんな攻撃も「全体への攻撃」とみなして全体で反撃するというこの集団安保体制で、欧州は平和を守ってきた。ここに入ることができさえすれば、国民の命は守られるのだ。 だが、バルト三国と明暗を分けたのは、ウクライナとジョージアだった。 両国もNATO入りを望み、2008年、加盟審査のための行動計画への参加が認められるか否かの瀬戸際にあった。 だが、同年4月にルーマニアの首都ブカレストで開かれた「NATOサミット」にゲストとして招かれたプーチン氏は、両国のNATO入りに「平和を乱す行動」と反発し、アンゲラ・メルケル独首相とニコラ・サルコジ仏大統領が同調し、両国の参加は拒否された。 その4カ月後、ロシアは北京五輪開会式当日、ジョージアに侵攻した。約6年後の14年3月にはウクライナのクリミア半島を併合した。 時はめぐり、北京冬季五輪を控え、ウクライナは再び一触即発となり、中国は台湾への軍事侵攻の口実を探し、「第3次世界大戦の発火点はウクライナか、台湾か」という危機を迎えている。 岸田文雄政権はそんななか、対米、対中の「二股外交」を展開している。 五輪への政府代表を派遣しない「外交的ボイコット」にもなかなか踏み切れず、先の臨時国会の所信表明演説では、岸信夫防衛相から「台湾海峡の平和と安定」を中国に対して求める文言を加えるよう要請されたが、拒否したことも明らかになった。 「親中派」の宏池会(岸田派)ならば当然だろう。中国は天安門事件(1989年)での国際社会からの制裁打破に、宏池会の宮沢喜一政権を利用して天皇訪中(92年)を実現し、国際社会の包囲網を突破した。 当時の銭其琛(せんきしん)外相が、回顧録『外交十記』で天皇訪中を「西側の対中制裁を打破する上で積極的な役割を発揮し、その意義は両国関係の範囲を超えたものだった」と回想したのは、あまりに有名だ。 中国に舐(な)められ、利用され、思い通りに動かされる日本。私が歴史の示唆と教訓を思うのは、国際社会には、これを「生かす国」と「生かさない国」の2種類があるからだ。日本が後者であることが情けなく、恐ろしい。 ■門田隆将(かどた・りゅうしょう) 作家・ジャーナリスト。1958年、高知県生まれ。中央大学法学部卒業後、新潮社入社。元「週刊新潮」デスク。歴史、司法、事件、スポーツなど、幅広いジャンルで活躍する。『なぜ君は絶望と闘えたのか』(新潮文庫)、『死の淵を見た男』(角川文庫)、『疫病2020』(産経新聞出版)、『新・階級闘争論』(ワックBUNKO)などベストセラー多数。『この命、義に捧ぐ』(角川文庫)で山本七平賞を受賞