NHK党の立花孝志党首が17日、自身のツイッターを更新し、「テレビ朝日を提訴する」と投稿した。 立花党首は「【裁判】テレビ朝日を提訴する事になりました」とし、「昨夜の報道ステーションのNHK党の発言を制止した件で」と自身のYouTubeのリンクを貼り付けた。また次の投稿では「テレビ朝日と一緒に大越健介先輩も訴える事にしました」としている。 YouTubeでは「6月20日の月曜日には東京地方裁判所にNHK党が原告でテレビ朝日が被告の裁判を提訴することにいたしました。訴状ができて実際に提訴したら、また月曜日になると思いますが、裁判所前からでも解説動画をさせていただきます」などと語っている。 16日に放送されたテレビ朝日「報道ステーション」(月~金曜午後9・54)生放送で、参院選(22日公示、7月10日投開票)に向けた党首討論が行われたが、NHK党の立花孝志党首が不規則発言で“途中退席”していた。 9党首が出席しての討論。ロシアのウクライナ侵攻を受けて「国民の安全をどう守る?」というテーマが提示され、自民党の岸田文雄首相から順に見解を述べた。大越健介キャスターからNHK党が指名されると、テロップには「NHKをぶっ壊す」の文字が。スタジオとは別室からリモートで出演した立花氏は「テレビは核兵器に勝る武器です。テレビは国民を洗脳する装置です」などと持論を展開。続けて、討論の前に番組プロデューサーから「テーマを逸脱する発言があった場合はしかるべく対応を取る場合もある」という手紙を受け取ったことを明かすと、大越キャスターから「立花さん、今の発言は討論のテーマに沿ったものとは認められません」と注意を受けた。 立花氏はそれでも話を続け、番組プロデューサーとの電話で“テーマを逸脱する発言をした場合はスタジオから追い出される”と言われたと発言。「追い出される前に自ら…」とYouTubeでの“続き”を予告すると、大越キャスターが「発言を止めていただきましょう。申し訳ありません。その発言は認められませんので、打ち切らせていただきます」と話し、立花氏から画面が切り替わった。その後、立花氏の姿は画面から消え、9党首のワイプ画面でも無人の椅子が映し出されていた。 立花氏はその後、自身のYouTubeチャンネルで「テレビ朝日からの圧力」と題して生配信を行い、テレビ朝日から帰る車内で持論を語った。