井上氏は8日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー」にゲスト出演。渡部が芸能活動再開するまで1年7カ月かかったことに言及し、「渡部君が千葉テレビでレギュラー復帰する報道が出ましたけど、不倫を肯定するわけでも何でもないんですけど、不倫をした芸能人と薬物で捕まった芸能人って、薬物で捕まった芸能人の方が復帰が早かったりする。これはどう考えてもおかしいでしょう?と思うわけですよ」と疑問を呈した。そして、「イメージでその人に関する厳しいペナルティーが待っているというのは、(視聴者が)嫌なら見なければいいし、企業もスポンサーにはならないでしょうし、自分がしでかしたことで仕方がないですけど、全員が裁判官になっちゃう」とSNS上でバッシングがエスカレートする風潮に警鐘を鳴らした。 自身も芸能リポーターとして活動してきただけに、その発言が「矛盾している」という指摘を覚悟の上での発言だという。「ラジオを聴いている方々の中には『お前がやっていただろう?』とツッコミを入れたくなる方もいるかもしれないですけど、僕は伝えていましたけど、少なくとも僕の中では愛情を持って伝えていたつもりなんです」と強調した。 「井上さんの発言は理屈では分かります。薬物で逮捕された芸能人に比べて復帰まで時間がかかったことに違和感を覚えたのでしょう。ただ、不倫と言っても色々なケースがある。渡部さんの場合は多目的トイレで性行為をしたという事象が、さわやかなイメージとかけ離れすぎていて女性視聴者から拒絶反応が出てしまった。テレビ局はスポンサーの理解を得られなければ起用できないですし、視聴者に支持されなければタレントとしての価値がなくなってしまう。酷な言い方かもしれませんが、渡部さんは1年7カ月間、視聴者やスポンサーから許しを得られる雰囲気ではなかったのが現実だと思います。批判の声がすべて的外れだとは思いません。あの騒動が発覚後、すぐに謝罪会見を開かずに雲隠れしてしまったのも印象を悪くしてしまった。活動を再開しましたが、いまだに批判の声は根強い。本当に大変なのはこれからです」(テレビ局関係者)
ネット上では「渡部さんの復帰について何とも思わない。別に反対もしない。ただテレビに出たらチャンネルを替えます。生理的に無理だから」という意見がある一方で、「渡部氏のした事は一般論としてはダメなことでしたが、犯罪でもないし当事者同士がどうするか決める問題。確かにイメージを売りにしてきたので、悪くなることは避けられないのでしょうがない。ただここまで目くじら立てて批判したりするのは意味がわからん、ただ成功して富がある人への妬みばかりで大して興味ない人がほとんど。井上氏も仕事柄悪く言われるだろう、それも覚悟の上言ってるし感覚としては正常な意見だと思います」と井上氏の発言に理解を示すコメントも。 芸能活動の再開がゴールではない。失った信頼を取り戻すため、険しい道を覚悟しなければいけない。(竹下嘉男)