【日本で使われたドイツ車が高評価】欧州への「逆輸出」が増 日本ならではの理由 情報流通の変化も要因

邱永漢さんが40年ほど前に書いていたのは、ドイツには色んな国の移民の人達がメルセデスベンツの工場に働いていて、3か国ないし4か国の組み立ての説明などが書いてあり、工場長?責任者?が現場の作業員がたとえ間違って部品を取り付けても注意が出来ないようなことを書いていた。工場長?責任者はなぜ注意が出来ないのは、 言葉が通じないから注意が出来ないのだ。

その為に日本にくるベンツはヤナセが最初からきちんと整備をして出すから故障が無いと書いてあった

ヤナセの整備の技術は非常に優れているとも書いてあった。

ヤナセを通さずに直接外国のディレーラーから購入をしたベンツは故障が多いとも聞いた事がある

ヤナセで買うとベンツの値段が高くなるが、きちんと整備をして出すから、何も高くないだけど

ベンツはよく故障をすると聞いたことがある。

それはヤナセを通さずにけっちい事をしたからだ

ヤナセを通したベンツはお買い得だと思うが、お金をケチってヤナセを通さずに買ったベンツは故障をすると思う

 

 

 

 

 

【日本で使われたドイツ車が高評価】欧州への「逆輸出」が増 日本ならではの理由 情報流通の変化も要因

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逆輸入車」ではなく「逆輸出車」?

逆輸出車とは日本に輸入/販売/登録/使用されてきた輸入車を再び生産された国を中心とする海外へ、中古車として輸出された状態のクルマを意味する。

text:Kumiko Kato(加藤久美子) 「逆輸入車」という言葉をお聞きになったことがある方は少なくないと思うが、今回のテーマは「逆輸出車」である。 【写真】よくぞ綺麗に所有されました! 今ならヨダレものの輸入ドイツ車4選【値上がり傾向】 (150枚) 逆輸出車とは日本に輸入/販売/登録/使用されてきた輸入車を再び生産された国を中心とする海外へ、中古車として輸出された状態のクルマだ。 「もともと海外から輸入されたクルマを本国に『輸出』して販売するってどんな意味があるの? 現地にだって当然、たくさんの中古車はあるでしょう?」 そう思う方もいるだろう。 しかし、日本からの逆輸出車は実は大きな意味がある。「日本で長年使われてきた中古車」であることに価値があるのだ。 日本車、外国車含め数多くの良質な中古車を海外へ輸出している「ユーティリタス(東京都小金井市)」の池谷祐一代表はこう話す。 「昨今、日本から海外へ輸出される中古車は年間130万台にのぼります」 「輸出先として台数が多いのはアラブ首長国連邦ニュージーランド、ロシアの順ですが、その多くは日本の使用過程車を一般的な中古車として再販しているのが現状です」 「一方で一般的でない中古車、特殊な価値を有する日本の中古車というジャンルの輸出もあります」 「全体からするとわずかではありますが、25年ルールでアメリカに輸出される日本のスポーツカーなども含まれます」 「そして今、注目されているのは日本で正規販売された外国車を本国に逆輸出するパターンです」

極上のドイツ車を「逆輸出」 なぜ?

日本からの「輸入車」には説明部分に「Japan Import」と記載されている。

ちなみに、中古車の輸入を禁じている国はアジア(中国/タイ/インドネシアなど)や中南米(チリ/メキシコ/ブラジルなど)を中心に多い。 統計上は台数が多い南アフリカ等も商業目的の中古車は実質輸入禁止だが、同国を経由して第三国へ再輸出されている。 アメリカは25年経てばOK。欧州も左ハンドルであることや排ガステストなどをクリアすれば日本からの中古車輸入を認めている国はドイツを中心にいくつかある。 「日本ではバブル時代にお金持ちが購入しガレージの肥やしにしてきた車が多数存在します」(ユーティリタスの池谷祐一代表) 「都内の一等地に建てられた豪邸のガレージに鎮座していたメルセデス・ベンツSクラスなどは、車検のたびに数十万円の整備が行われ、年間走行距離は数千km、こんな極上中古車が存在するのは日本だけですよ」 池谷氏は過去にアメリカで正規販売されたメルセデスBMWロールス・ロイスなどをアメリカに逆輸出し、アメリカ人のマニアに販売したこともあるそうだ。 「日本で低価格で仕入れた極上中古車を欧米諸国のマニアに販売しました」 「マニアといっても、欧米では古くからビンテージカーに対して固有の価値を有していますので、お金持ちがそれらを所有するというステータスは日本に比べごくごく一般的なことなのです」 ドイツの中古車販売サイト「Auto Scout24」で探してみると、日本からの輸入車を数多く見つけることができる。

 

日本国内の輸出業者に話を聞いてみた

「逆輸出」される2009年登録のメルセデス・ベンツE 63 AMGは3万1000kmで約433万円。「日本からの輸入」であることが明示されている。

例えば、メルセデス・ベンツ500E(1993年登録)は走行距離12万5090kmで約505万円。 少し新しい2009年登録のメルセデス・ベンツE 63 AMGは3万1000kmで約433万円。 いずれも説明書きには、「日本からの輸入」であることが明示されており、整備記録簿の内容が抜粋されて記載されている。 実際にドイツへ日本で使われてきたドイツ車を輸出している日本国内の業者「Elite Auto Export Japan(千葉県千葉市)」に実情を聞いた。 ――日本で使われてきたドイツ車がドイツで高い評価を受けていますか? 「日本で使われてきたドイツ車は走行距離が少なく、メンテナンスもしっかりと行われていることが多いので品質も非常に良いです」 「そのような極上の中古車が欧州では信じられないほど安い値段で手に入ります」 「たとえば1997年のポルシェ993。ドイツで乗る人は、おそらくアウトバーンを一生走り続けるでしょう。当然、距離も伸びますね」 「しかし、東京では多くが週末にだけ運転されており、距離は少ないです。97年のポルシェ993、しかもミントを見つけることができます」 ※ミント=mint conditionの意味。コンディションが極上の中古車を意味する。 ――ドイツに輸出する手間や経費を考えても取引が成立するのですね? 「年式が古いというだけでポルシェでもメルセデスでも格安で入手できますし、輸入に関わる経費も高額な価格ではありません」 「ドイツメーカーが作ったクルマですから手続きもスムースです。そして、ドイツではそんなクルマに対する需要があります」

逆輸出は年々増加 品質以外の要因も

――日本からドイツに逆輸出するのは左ハンドルだけですか? 「はい。わたしが携わってきたドイツ車に関しては左ハンドル車のみです」 ――ドイツで人気のある日本からの輸入車はどんな車種ですか? 「90年前後のメルセデス・ベンツSクラス、SLなどと空冷エンジンを搭載していた時代のポルシェですね」 「15年以上経過したものが特に人気があります。理由は、価格と品質のバランスが素晴らしいからです」 それにしても日本から海外に輸出される中古車は年々増え続けている。(逆輸出車はまだまだ少数だが) この理由は何だろうか? もちろん、品質や価値が認められていることは当然あるだろう。 前出の池谷氏いわく、 「この10年でインターネットの環境が激変し、世界各国から日本の中古車をダイレクトに購入できるようになりました」 「ひと昔前ならデジカメで撮影した車両の写真をPCからメールに添付しエンドユーザーに中古車情報を送る方法以外方法がありませんでした」 「しかし、今はスマホで撮影しながらリアルタイムで映像を全世界のお客様に見せることも可能です」 日本で使われてきたクルマに対する安定した評価に加え、情報入手の方法がひと昔前とは激変したことがついには、「逆輸出」という現象まで生み出してしまったようだ。

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